吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2024-01-01から1年間の記事一覧

正義の行方

1992年に福岡県飯塚市で起きた、女児二名殺害事件は既に「犯人」久間三千年(くまみちとし)が死刑を執行されている。だが今、その裁判は間違いだったと、久間の遺族が二度目の再審請求を行っている。その再審の可否がいよいよ6月5日に下されるというニ…

オッペンハイマー

「原爆の父」と呼ばれたロバート・オッペンハイマーの伝記映画にして、見ごたえのある作品だった。冒頭に、神から火を盗んで人類に与えたプロメテウスが罰として拷問を受けたということが提示される。核爆弾がまさにプロメテウスの火であったことが描かれる…

青春ジャック 止められるか、俺たちを2

そして、今公開中の続編である。これも面白い。前作は、描かれた時代を知らない井上淳一と白石和彌が脚本と監督を務めたが、この続編は井上淳一の体験を元に脚本が書かれているため、学生時代の井上の怒りや葛藤や希望や嫉妬など、様々な思いが直に伝わって…

止められるか、俺たちを

どこから見ても面白い。若松プロの事務所の冷蔵庫には鍵がかけられているとか、笑えるエピソードだらけだ。やはり若松孝二その人のキャラクターの特異さが際立っているし、70年安保当時の若者たちの無軌道ぶりやエネルギーがこの映画のキモとなる。しかし同…

2023年のベストシネマ

いよいよ明日(3月8日)は日本アカデミー賞の授賞式、そして10日は本家アメリカの授賞式というタイミングでようやくわたしもマイベストを選んでみた。ベストを選ぶほど映画を見ていないのにおこがましいことこの上ないけど、いちおう…… 2023年は映画館で32本…

エクスペンダブルズ ニューブラッド

10年ぶりのシリーズ新作、第4弾。 第1作は脳みそを1ミリも使わない作品で途中退屈してしまったが、続編はひねりもあり、多少は頭脳も使っている形跡があったので面白く見ることができた。で、もう終わりやんねと思ったら第3作まであって、それはまたまた脳み…