2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
緊迫感に満ちた病的な男性の独白で始まる巻頭、「いったい何が始まったのだろう? この映画はどういう話なの?」と不安と緊張感がみなぎる。このオープニングを見たときに、「これは脚本と監督が同じかまたは脚本にかなり監督の指示が入っているな」と直感し…
なにこれ? バタイユにこんな小説あったっけ? 読んだのに忘れている?(・_・) わたくし的には全然ダメ。 美しい息子を持った母は金持ちの未亡人となり、二人は怪しい関係に落ちていきそうに。というようなめったやたらと背徳の物語のはずだけれど、ちっとも…
物語がいったいどこへ転がるのか全然予想ができない、次にどんなシーンを繋ぐのか、観客の予想を許さない革新的映画。これを見た当時の人はびっくりしただろうなぁ。 時代は1912年、アール・ヌーヴォーの服装もおしゃれなジャンヌ・モローが魅力的だ。わたし…
舞台が和歌山、というのがいい。日本のチベット、和歌山。紀州の山奥を舞台に繰り広げられる珍誘拐劇には胸がすくやら笑うやら切ないやら。いやぁ、これ、とってもいいです。 和歌山一の大富豪である柳川とし子82歳が身代金目的で若者3人に誘拐された。しか…
わたしの友人の姪御さんがXP(色素性乾皮症)の患者で、ぜひこの映画を見て欲しいとだいぶ前に言われていたのでずっと気になっていた。このたびようやく見ることができたが、正直言って最初は「またお涙頂戴の難病ものか」とうんざりする気持ちがあったの…
続いてダンス映画。 わたしの好きなジャンルなので、これまた期待してしまった。予告編を見たときには血湧き肉躍り、「これは!」と思ったのに、実は全然しょうもない映画でした。ストーリーは単純すぎて馬鹿馬鹿しく、ついつい早回しの連続。ダンスシーンだ…
もうすぐ51歳になるという主人公ジャン=クロードを演じたパトリック・シェネが老けていて、50歳よりずっと上に見えるのだが、じっさい彼はこの映画に出演していたとき58歳だったそうだ。 バツイチの独り身で行政執行官という仕事に疲れた男が、老人ホームに…
フランコ独裁政権末期の1974年に処刑された25歳のアナキスト、「イベリア解放闘争」の闘士サルバドール・ブッチ・アンティックの物語。 これまた期待が過ぎたせいか、この映画はよろしくない。サルバドールが警官を殺す事件までの説明が1時間。これがあまり…
今回は銃抜きのバイオレンス映画。銃がなければないでかえって暴力が原始的身体的になるから痛さは倍増。それに、よく思いつくよなぁと思うような方法で相手を痛めつけるからすごいです。香港のヤクザの世界を描いているけど、やっぱり警察もヤクザを適当に…
「ピーターラビット」の作者、ビアトリクス・ポターの伝記。 物語が1902年から始まるというところがミソだろう。つまり、前年にビクトリア女王が亡くなり、ビクトリア朝時代は終わったのだ。女性を抑圧したビクトリア朝時代の倫理観がやがて新しく女性解放の…
ヴァーホーヴェンのミューズといわれたモニク・ヴァン・デ・ヴェンはとっても愛らしい。惜しげもなく裸体を曝して大熱演。 最近では少なくなった、ボカシの入った画面には苦笑。劇場未公開だから映倫指定は不明だけれど、当然にもR-15かひょっとしてR-18にな…
巻頭40分間台詞なし! そのあとも結局最後までほとんど台詞がなく、こうなるともうどんな観客を狙って作っているのか一目瞭然というコアな映画。 今夜で閉館する古い映画館を舞台に、劇中劇というか映画内映画として古い台湾時代劇を上映し、そこに映画館の…
これは楽しい! 導入部はディズニーの伝統的な2次元セルアニメ。おとぎの国の王子様と結婚する森の娘はジゼル。意地悪な継母女王は二人の結婚を邪魔しようとして…。と思いきや、アニメのプリンスとプリンセスはなぜか現代のニューヨークに突然実写の人物とし…
素晴らしい! 完璧な恋愛映画。これほど完璧に<恋愛>しか描いていない映画がかつてあっただろうか? ほとんどセリフもなく、映像と音楽だけで魅せる、雰囲気そのものが映画でなければ味わえない恋愛映画の傑作だ。これほどの作品を見ていなかったとはかえ…
「うつせみ」に比べるとかなり落ちる。これはつまらなかった。キム・ギドク監督の作品は当たりはずれが大きい。 老人と少女が二人きりで舟の上で生活している。老人は少女が幼いときから10年間育て、少女が17歳になったら妻にするつもりでいる……という源氏物…
ウォン・カーウァイにしては普通の映画すぎる。普通の映画にしてはおしゃれ。期待値が高すぎたのがいけなかったのか、途中で寝てしまった。次々登場する脇役達が豪華すぎて主役が食われているのも苦しい。 ニューヨークの夜、深夜まで開いているカフェにやっ…
これはまた散漫な映画で…。登場人物の誰かに入れ込んで見ないと最後までつきあうのはしんどいようなお話。それでもついつい最後まで見てしまったというのはやっぱりどこかに面白いところがあったのかな? いややっぱりケヴィン・コスナーが見たかっただけか…