吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ミレニアム2 火と戯れる女

話がえらく大きくなってきたのでびっくり。原作ファンのS子さんが、ミカエルとその上司たる人妻編集長は20年来の不倫の仲で、人妻の夫ぐるみのつきあいだと言っていた。そのへんがスウェーデンらしいさばけ方だとか。第1話ではそういう話は出てこなかったが…

ナイト&デイ

荒唐無稽なアクション映画。すごく面白かった。 世界をまたに駆けて縦横無尽に暴れまくり、敵をバッタバッタとなぎ倒すかっこいいヒーローと、そのヒーローに守られる(トウが立っているけど)可愛いヒロイン、それに加えて観光地のロケもてんこ盛り。とくれ…

大奥

荒唐無稽な大奥。期待したほどには面白くなかった。 男女逆転の物語といえば思い出すのは石坂啓の漫画。タイトルは忘れてしまったが、「大奥」と違って石坂作品は現代劇であり、かつ、徹底的に男女が逆転していた。というか、そっくりそのまま男女が生物的に…

十三人の刺客

うちの息子たち+両親の5人で鑑賞。この5人で映画を見に行ったの初めてかも? ひょっとして最後かもしれない。 そんな、記念すべき映画なのに、母(78歳)が「こんな残酷な映画はイヤ!」とだだをこねたので困ってしまった。隣席の父(78歳)に「こんなん…

ホームレス・ワールドカップ

この映画の公式サイトによると、全世界のホームレスは推定10億人だそうだ。 映画のタイトルを初めて見たとき、冗談かと思っていたが、これはコメディ映画などではなく、れっきとしたドキュメンタリーだった。以下、公式サイトを引用。 2001年に発案され、200…

ゴッドファーザー

午前十時の映画祭http://asa10.eiga.com/にて。先週、「戦場にかける橋」を見るはずだったのに、電車が1時間も遅延して、見逃してしまった。実に悔しいが仕方がない、そこで今週はそのリベンジ。またしても長男Y太郎と一緒に鑑賞。 本作は、同族経営の中小企…

シルビアのいる街で

視線の映画。監督自らが、「見ることを描いた映画」という。しかしこれ、ヒーローとヒロインが美男美女でなければ成り立たない映画だ。じっと画面を見続けていても飽きが来ないということは、人物の美的魅力も大きな要因となる。本作は映像と音で語らせる作…