吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

ナルコの神

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 毎晩ベッドにiPadを持ち込んで映像を見ることがすっかり習慣になってしまって早や数年? これまた寝床で見たドラマ。そのまま寝落ちしてしまうこともたびたびあったが、とにかく一応面白く見終わった。

 本作は実話に基づく物語だという。しかしこんな実話がほんまにあるのかいな。にわかには信じがたい。舞台は中米の国、スリナム共和国。そんな国家があったなんてわたしは知らなかった。映画に登場するスリナムが実態を如実に反映しているのだとしたら、もはや国家の体をなしていない。このドラマに対してスリナム政府から抗議があっということだが、真相は?

 さて物語は、麻薬天国スリナムで韓国人神父が繰り広げる麻薬ビジネスと、彼らを摘発しようとする韓国当局の死闘を描く。そこに巻き込まれた一般人が潜入捜査を敢行するという信じられないような展開。

 中国人マフィアの親分がかっこよくて、どこかで見た顔だと思っていたらチャン・チェンだった! どんな役をやらせても男前は男前なのである。

 基本は麻薬取引をめぐるやくざの抗争みたいな話だが、そこに正体を隠した一般人がからんでくるので、なかなかの緊張感がある。でもまあ、あんなに度胸のある一般人がほんまにいてるんかいな。面白いからえっか。(Netflix

製作国:韓国
脚本:ユン・ジョンビン クォン・ソンフィ
演出(監督):ユン・ジョンビン
出演:ハ・ジョンウ、ファン・ジョンミン、パク・ヘス、チョ・ウジン、ユ・ヨンソク、チャン・チェン