2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧
キアロスタミ監督が我が子の宿題をみてやっているときに抱いた疑問が、この映画を撮るきっかけとなっている。キアロスタミはカメラを学校の中に入れ、子どもたちに一人ずつ、インタビューしていく。「きみはなぜ宿題をやらなかったの」 子どもたちの答えはさ…
主人公はまもなく若くして死ぬ。自分が死ぬことを家族に告げるために、12年ぶりに実家に戻った。しかし、その家族たちは言い争いをし、ささいなことで激高し互いを傷つける。美しい青年は自分がやがて死ぬということを家族に告げることができないまま、時…
「ニュースの真相」よりさらに現在進行形のお話。よくぞこのタイミングでドラマ化したものだと感心する。オリバー・ストーンはこの手の社会派作品を作らせたら実にうまい。スノーデン事件に関しては、既にドキュメンタリー映画がアカデミー賞を受賞したよう…
1月に見た映画。映画館に見に来ている観客は年寄りばかりだった。こういう映画を若者が見に来ないという点が問題。というか、残念。 ヒマラヤ山脈にあるメルー中央峰の「シャークスフィン」と呼ばれる断崖絶壁の頂上は、誰も登ることのできない危険な途。20…
本日、研究会「職場の人権」の例会があり、久しぶりに参加した。報告は伊藤太一さん(大阪経済大学経済学部教員)「アメリカ労働運動の新潮流と“サンダース現象”」。伊藤先生は非常にお話が上手で、身振り手振りでサンダースの物まね演説をされたりして、と…
見ごたえのある社会派作品。「事件」からまだ10年数年しか経っていないこと、登場人物がほぼ実名であることなど、生々しさがあるため、映画ではかなりの省略が行われている。そのため、日本の観客には説明不足で不親切な展開であり、劇場公開が短い期間で終…
町興し映画にありがちな安易で残念な作品かと思ったけれど、どうしてどうして、図書館員がちゃんと仕事をしているところが描かれる、よい作品だ。でも主人公は変な図書館員で、あんなのは採用試験の面接で落ちるでしょとか、あんな司書がいるわけないでしょ…