2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
1日5本立てを敢行した日、「オズの魔法使」の次に見たのはこれ。これは楽しい。最後に婚礼シーンがあって参加者一同が踊りまくる。映画館でわたしもついつい座ったままステップを踏んでしまった。 インドに住む専業主婦シャシがニューヨークに住む姪の結婚式…
虐殺を描く手法に「人形」があったとは! 13歳で家族もろともクメール・ルージュ(カンボジア共産党)の粛清に遭って僻地の労働キャンプに移動させられるが、2年後に脱出、かろうじて虐殺を生き延びた後はフランスで映像を学んでドキュメンタリー作家となった…
二番煎じというそしりは免れない。新鮮味もない。とはいえ、前作の詳細を完璧に忘れているので、キャラの設定がよくわからなくて困った^^;。ある意味新鮮だったかもしれない。 イ・ビョンホンは今回新たに加わったキャラのはずなのに、いきなり「俺の飛行機…
俳優が豪華。新薬開発をめぐる社会派サスペンスかと思ったのだが、そうではなくて愛欲をめぐる犯罪ものでありました。原題はズバリ「副作用」。鬱病の新薬を投薬された女性が、その副作用によって夢遊病状態となり、眠ったまま殺人を犯してしまう。処方した…
タイムパラドクスの新しい形。斬新なアイデアで、最後はあっと驚く展開に。先が読めないという点でもサスペンスとしてよくできている。 成功した画家として幸せに暮らしているはずのダビッド(マッツ・ミケルセン、渋いわ~)が、近所の尻軽そうな女と浮気し…
アンゲロプロス監督の遺作、ついに公開。相変わらずのアンゲロプロスぶり。いつものパン撮影、いつもの川、いつもの小舟、いつもの霧、いつもの群集、いつもの時制人物ぐちゃ混ぜ。アンゲロプロスの「型」そのままなので、彼の作品を見慣れていればさほどの…
今年の2月に長男Y太郎と映画館で見た作品。Y太郎が大喜び。いきなりクリチャン・ベイルがハゲ頭! いきなりクリチャン・ベイルが中年太りの太鼓腹! どうやってあそこまで太ったのか、この人の役者魂はすさまじい。「マシニスト」で30キロのダイエットをやっ…
キアロスタミ監督の「友達のうちはどこ」にそっくりだと思いながら見ていて、最後のクレジットを見て納得。やっぱりキアロスタミが脚本を書いていた。 誤って学校の窓ガラスを割ってしまった少年が、弁償を命じられて悪戦苦闘する話。たったそれだけのことな…
ウェス・アンダーソンの作品は当たり外れの差が激しくて、これはどっちだろーとドキドキしながら見たところ、見事に「当たり!」。とはいえ、途中、ギャグがしつこくてだるくなり、少々寝てしまったが、それはそれとして大変楽しめたのである。個人的には大…
史上ただひとり4選された大統領フランクリン・デラノ・ルーズベルトの従妹であり愛人であったデイジーの日記を元に再現する、大統領の秘められた日々。デイジーが亡くなったときに見つかった日記によって、ルーズベルト大統領の秘密の恋愛が明らかになった…
韓国で2008年に実際に起きた少女強姦傷害事件を題材にする重い映画だけに、「いい映画だった」と手放しで評価することはためらわれる。「ペパーミント・キャンディ」から15年、主役ソル・ギョングは中年になり、渋みが出てきた。彼の自然な演技といい、子役…
友人の映画ライターが「イタコ映画」とズバリ本質を突いたコメントをFacebookに寄せた、まさにその通りの映画。これは押井守作品からかなりのヒントを得ているのではないかと思われる。コンピューターネットワークの中で生き続ける人間の記憶、という発想が…
現在公開中のハリウッド版「ゴジラ」を記念してゴジラ祭り開催中。この「パシフィック・リム」は去年の夏に公開された大作で、ゴジラとは直接関係ないけど、とっても面白いのでお薦め。 メカ好きが泣いて喜ぶガジェットだらけの映画。美術さん頑張りました。…
日本版の元祖「ゴジラ」に比べて、こちらのゴジラは造形はまるでトカゲ。映画のトーンは完全にコメディ。あの深遠な政治的メッセージはまったくない。そもそもゴジラが発現した原因はフランスの核実験、という「悪いことはひとのせい」にしたがる大国意識む…
ハリウッド大作「ゴジラ」が公開されているのを記念して、本家本元の元祖ゴジラをご紹介。ついでにローランド・エメリッヒ監督で作られたハリウッド版にも言及します。 ご存じ元祖怪獣映画は1954年、アメリカの水爆実験によって古代の恐竜が巨大化して東京を…
ゴジラVSモスラ! 巨大怪獣のグレートバトル!! 残念ながらモスラではなく「ムートー」というエイリアンみたいな気色悪い怪獣なので気合がそがれる。敵のデザインにも配慮がほしい。モスラのような美しさのかけらもないムートーのフィギュアには嫌悪感が募…
長身に長髪をなびかせサングラスをかけて颯爽と登場する、ロックスターのようにかっこいいパガニーニ、最高! 演じたデヴィッド・ギャレットは本物の超絶技巧ヴァイオリニスト、イケメン、演技もうまい。宴会後の鑑賞にもかかわらず、びた一秒も寝ることなく…