吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

結婚帝国女の岐れ路

上野千鶴子と信田さよ子の対談。 わたしはずっと上野千鶴子ファンだったし、今でも好きなんだけど、どうも最近彼女の割り切り方についていけないものを感じるようになってきた。 特に本書を読むとそう感じる。なんでもかんでも上野さんみたいに「いやなら別…

ジョゼと虎と魚たち

巻頭、懐かしい思い出が詰まったアルバムを見ながら一人語りする若者の声が流れる。ジョゼという少女と行った旅行の写真が次々と画面に現れる。せっかく行ったのに水族館は休館。砂浜では貝殻を拾った。ラブホテルの写真もある。「いや、これはそのぉ、あい…

実尾島(シルミド)事件関係本を読み比べる(1)

映画「シルミド」はいまいちの出来だったが、それでもおもしろく見ることはできた。おもしろい、というより、なにしろ実話だから、ずしんと来るものがある。 映画の感想は既に「シネマ日記」に書いたが、今度はこの事件関連の本が何冊も出ているので、興味を…

増補版には写真が増えた

ようやく『敗北を抱きしめて 増補版』上巻読了。こんなにおもしろい歴史書も珍しい。これは超お奨め品だ。 bk1にはたくさんの書評がついているので、もういまさらわたしの分は投稿しない。 この本は翻訳が大変だったろうと思う。日本語文献をよくぞこれだ…

アメリカの夜(映画に愛をこめて)

わたしが映画ファンになった頃、毎月読んでいた雑誌『ロードショー』のグラビアを飾っていたのがジャクリーン・ビセットだった。その頃のグラビア常連女優はほかにカトリーヌ・ドヌーブやラクウェル・ウェルチなどがいた。ジャクリーンの映画はとうとう一度…