吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「挑発する知」

挑発する知 国家、思想、そして知識を考える 姜 尚中、宮台 真司著 : 双風舎 : 2003.11 ------------------------------- 大雑把に言ってこれまで、「姜はオーソドックスな民族主義者」、「宮台はクールでドライなリアリスト」っていうイメージがあったの…

「文明の衝突」

これは各方面から批判を浴びるのは当然といえる書だ。ただし、現代文明の状況や政治情勢についてはなかなか勉強になった。 ハンチントンは現状を変革しようとか、何かの理想に向かおうとかいう気は全然ないみたい。現状分析についてはなかなか読ませるものが…

殺人の追憶

無能な田舎刑事を演じたソン・ガンホの名演に拍手。まさに役にうってつけだ。彼と相棒の刑事二人がバカ丸出しで、たいへんコミカル。 悲惨で暗い話のはずなのだが、随所に戯画的な演出を挟み込んで重々しさを緩和している。ただ、そういうマンガチックな演出…