吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2003-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「死霊」埴谷雄高

二十代のころ、ハードカバー(箱入り)の『死霊』を買った。寝る前に横になりながら布団をかぶってそれを読もうとした。何度読んでも本文5ページ進まないうちに寝てしまう。風癲病院の陰鬱な風景が描かれる冒頭の描写を読んでいるだけで、霧の中に佇み途方に…

楽しいナショナリズム

楽しいナショナリズム 島田 雅彦著 毎日新聞社: 2003.4 ----------------------------------------- 埴谷雄高『死霊』文庫本第1巻を読み終えたあと、そのまま第2巻に突入すると病気になりそうだったので気分転換に手にしたのがこの本だ。 まぁ実に読みやす…

シカゴ

なんといってもキャサリン・ゼタ=ジョーンズが光っていた。踊りも歌もレニー・ゼルウィガーを完全に食ったね。あの女豹のような妖しい瞳、しなやかな肢体、脚線美、どれもこれもうっとり。夫に訊いてみた。「ねえ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズとレニー・ゼ…