2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧
オーストラリア版「風と共に去りぬ」と言われている、山あり谷ありの大河ドラマ。山場をいくつも設定したために散漫になってしまった印象も。 アボリジニの子どもたちの強制隔離政策への批判と反省が込められた映画だけに、「国民的統合」を狙った国民映画で…
シリアのゴラン高原をイスラエルが占拠したのは1967年。それ以来、この地に住むイスラム少数派ドゥルーズ派の人々は生活圏を国境線によって分断されてしまった。本作は、その国境<ボーダー>の周辺で起きる一組の結婚式の様子を描いて、わたしたちにボーダ…
ボランティアの募集は締め切りました。多くの方々からお申し出をいただき、エル・ライブラリーのスタッフ一同は感激しています! 詳細は今後、エル・ライブラリーのブログ http://d.hatena.ne.jp/l-library/ で報告していきますので、ぜひご注目ください。 …
ニューヨークに住むフランス女とアメリカ男のカップルが、二日間だけ彼女の故郷パリへやってきて、彼女の家族や友人達と一緒に過ごすことにより、今まで表面化しなかった二人の間の異質なものが表出する、というお話。さて、ヒビが入った二人の関係は修復可…
いい加減腹が立ってきて、そろそろ早送りしてやろうかと思った瞬間に映画が終わったのでほっとした。なんでこれがカンヌ映画祭審査員グランプリ受賞? カンヌの審査員には受けたかもしれないが、これほどすさんだ映画はわたしには耐えられない。 戦争が若者…
破滅型天才の典型たる画家モディリアーニの伝記映画。 アヌーク・エーメが素晴らしく美しいのは言うまでもないが、この映画には美女ばかりが登場する。なんという贅沢な映画なんでしょう。酒場の若い女給さんも数カットしか登場しないけれど、とても愛らしい…
これは面白い! 是枝さんの人間観察には脱帽。テーマがあまりにもチマチマしているところがちょっとわたしの好みから外れてしまうけど、こういう鋭さはベルイマンの洞察にも近いものを感じる。 夏の終わりに近いある一日、年老いた両親のもとに里帰りしてく…
2時間22分、まったく飽きさせず弛ませず、緊張感が持続し、一分の無駄もなく、大河のごとく堂々たる作品。まさにいぶし銀の映像、演出。80歳近い監督がこれだけのことをできるのだから、映画というのは魔物に違いない。と同時に、この映画に込められた主題の…
いかにもおフランスですね、この憎たらしいほど淡々としたラブストーリー。巻頭の薬局の場面と、即興劇団の最初の劇は面白かったけど、あとは特にどうということもなくさほど印象には残らない。ただ、ラストに漂う感傷的な雰囲気は好きだなぁ。 偶然が重なっ…
自分の誕生日祝いに集まってくれた友人たちから「君の葬式には誰も参列しないよ」などと言われてしまったらショックのあまり自殺するかもしれないと思うけど、そもそもフランス人はそんな辛辣なことを本人の前で平気でいうのだろうか? 言われたほうもめげず…
これは面白い! わたしはもともとヤクザ映画は好きではないのだが、なぜか食指が動いてしまったので見た映画。で、これは最初から最後まで実にテンポのいいスタイリッシュなヤクザ映画だ。なんといってもオープニングのおしゃれなこと! これはかっこいいで…
余りにも淡々と静かな映画なので途中で寝てしまいました(^_^;) 前半はまさに「キッチン・ストーリー」を彷彿させるようなほんわかと楽しい物語。真面目一徹で働き続けたホルテン運転士は、今日が最後の出勤日というのに思わぬアクシデントで遅刻してしまう。…
やたら若い女の全裸が出てくる映画だったので、予想と少し違ったけれど、チェコ現代史と重ね合わせて見れば、一人の男のささやかな野望やヒューマニズムもすべて政治が飲み込んでしまったといえる、これもまた歴史と人間の関わりを描いた作品。ほんとうは暗…
ダニエル・クレイグ主演でエドワード・ズウィックが監督する、ナチスに抵抗して戦うユダヤ人の話、となればこれはもう見ないわけにはいきません。して、期待値が高すぎた割にはふつうの映画だったけれど、さすがにズウィックだけのことはあって丁寧でかっち…