吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2022年のベスト映画

 今頃だけれど、2022年のベストを選出。

 映画館で見たのはなんと35作だけ! この数は衝撃的に少ない。DVDや配信で見たのは117。合計152作である。2022年に公開された作品のうち、2022年のうちに見たのが少ないので、これで2022年のベストを決めるのもおこがましいし、そもそも作品の母数が少なすぎるのがとても気になるのだが、それでも無理にベストを選んでみた。

 結果は下記の通り。2022年製作の映画ではなく、過去作でも2022年にわたしが見たものはこの中にカウントする。☆は劇場で鑑賞した作品。

 作品名をクリックすると感想記事に飛びます。

<ベスト1>

エルヴィス ☆

<ベスト・ドラマ作品>

アイリッシュマン
キングスマン:ファースト・エージェント ☆
余命10年 ☆

ベルファスト ☆
ドント・ルック・アップ
偶然と想像 ☆
テロ,ライブ
シカゴ7裁判

<ベスト・ドキュメンタリー>
教育と愛国
 バビ・ヤール ☆

 ベスト10を選ぼうと思ったのに、11作品になってしまった。エルヴィス・プレスリーのファンとしては「エルヴィス」が1位であり、これは誰がどう文句をつけようが1位なのである。そしてドラマとドキュメンタリーは順不同。ドラマ部門で印象に残ったことは、ネットフリックス配信作品で良作が増えてきたこと。ここに挙げなかったが、いい作品がたくさんあるので、ベスト作品から落としたのが悔やまれる。

 2022年は鑑賞作品数が少なすぎるのがなんといっても悲しいし、残念きわまりない。2023年こそは多くの作品を映画館で見たいものだ。しかし今の業務の具合から見て、その時間を捻出するのは極めて厳しい。やっぱりチマチマと配信で見ることになるんだろうか…

 <以下、追記>

 2022年に見た152本のうち77本の感想はこのブログに書いた。それらはみな佳作・良作・傑作・怪作なのでぜひご覧あれ。

 感想を書き損ねた作品のうち、人にもおすすめしたいのは以下の作品。

・ウェストサイド・ストーリー

・オクジャ

・ フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

・ ミュンヘン:戦火燃ゆる前に

・白い牛のバラッド

ダ・ヴィンチは誰に微笑む

プラハモーツァルト 誘惑のマスカレード