吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

ジョルジュ・バタイユ ママン


 なにこれ? バタイユにこんな小説あったっけ? 読んだのに忘れている?(・_・)

 わたくし的には全然ダメ。

 美しい息子を持った母は金持ちの未亡人となり、二人は怪しい関係に落ちていきそうに。というようなめったやたらと背徳の物語のはずだけれど、ちっとも美しくないので、色気を感じない。イザベル・ユペールのアップは見苦しく、若いルイ・ガレル君のアップにしたところでわたしの好みではないので美しいとも思えず。

 この映画がバタイユの思想を伝えきれているのかどうかはなはだ疑問だ。バタイユの思想自体がつかみどころのないものであるが(単にわたしの理解力が届かないだけかも(^_^;))、この映画はその「よくわからない」部分だけをつまみ食いした。

 そして、たとえ母親と息子と母親の同性愛の恋人という複雑怪奇な3P場面があったとしても、刺激的な場面という意味では印象に残っても、そこに陶酔やエロスを感じることができない。

 まあ、好みの違いかもしれないけれど、こういうのはわたしにはダメです。レンタルDVD(もちろんR-18)。

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MA MERE
フランス、2004年、上映時間 110分
監督・脚本: クリストフ・オノレ、製作: パウロ・ブランコ、ベルナール=アンリ・レヴィ、原作: ジョルジュ・バタイユ 『わが母』
出演: イザベル・ユペールルイ・ガレル、エマ・ドゥ・コーヌ、ジョアンナ・プレイス