吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『現代思想のパフォーマンス 』

フーコーつながりで(いや、その前にアガンベンつながりで)結局もう一度現代思想をソシュールからおさらいしないと理解できないということに気づいて、こういう本を読んでみた。 かなり前に内田樹さんの『寝ながら学べる構造主義』を笑いながら読んだけど、…

『倒壊』

これは、6年前に著者が書いたルポ『倒壊』の続編である。『倒壊』を先に読んでいればたいへんつながりもよく、わかりやすい。 『倒壊』では阪神淡路大震災で倒壊したマンションの立て替えやローンをめぐる問題が浮き彫りにされた。震災で家はなくなったのに…

日本人が見たアメリカ政治と社会の本、2冊

この本はマイケル・ムーアの『アホでマヌケなアメリカ白人』にノリが似ている。ムーアの本よりずっと笑えるけど。 アメリカ社会の下品さとか懐の深さとか、笑っているうちにいろいろと考えさせられた。ただまあ、文体もけっこう下品だったりするので、こんな…

再び『フーコー』より引用 「外」について

ドゥルーズ『フーコー』の訳者解説より引用。 抵抗とは「外」に直接触れることにほかならない、とドゥルーズはいう。権力の次元は、知の次元に対して外にあり、この外はダイグラム、戦略によって定義されるが、ドゥルーズは、この外のさらに外に純粋な力の関…

フーコー入門書読み比べ(2)

わたしが読んでいるのはこの写真の新装版じゃなくて1987年に出版された初版のほうだ。ま、中身はおんなじなんだろうけど。 これは入門書なんていう生易しいものではなく、読んだらよけいに訳が分からなくなるシロモノだ。フーコーの著作を読んでからでないと…