吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2003-04-01から1ヶ月間の記事一覧

社会学のお勉強

この社会はどこへ向かっているのだろう? 「みんなが機嫌よく生きていける社会」という、一見誰もが納得するような理想社会へ向かうためには何が必要なのか? そもそも「理想社会をめざす」なんていうユートピア的発想が間違いなのか? 最近読んだ2冊の本が…

「戦争報道」「カルチュラル・スタディーズの招待」

わたしのサイトはあくまでも映画や読書、酒、愚にもつかない身辺雑記などの趣味的ページにしようと思って二年前に立ち上げた。政治の話は好きではないのだ。正直言ってよくわからないし。 ただし、「政治」に無関心なわけではない。選挙や政局だけが政治では…

「もっと笑うためのユーモア学入門 」

森下 伸也著 : 新曜社: 2003.4 奥付の著者紹介には「専攻:社会学、ユーモア学」と書いてある。ユーモア学? そんな学問があるんかい? あるんです、それが。 この本の内容を一言でいえば、 「笑う門には福来たる」。 たったこれだけのことを言うために、…

「ナショナリズム論の名著50 」

大沢 真幸編 石沢 武〔ほか〕執筆 平凡社 : 2002.1 ----------------------------------- 各地で民族紛争が起きたり、アメリカ軍がアフガンやイラクまで出かけて爆弾を落とすような世の中、いったい、他国や他民族の命を平気で奪うような心性はどこから生ま…

「たんぽぽ」

たんぽぽ:過労自殺を労災認定させた家族と支えた人々 飯島 千恵子著 故飯島盛さんの労災認定を支援する会編 かもがわ出版 : 2003.3 -------------------------------- 過酷な勤務によって鬱病を発症したわたしの友人が、二か月近く前に自殺した。その彼に…

女たちのジハード

スキー旅行の往復のバスと飛行機の中で読了した小説。1997年度直木賞受賞作。 この作品は、中堅損害保険会社に勤める5人のOLたちの群像劇。実に痛快爽快で、522ページあるけれども長さを感じさせない。「ジハード」とは、会社の中で行き場のない女性社員たち…

「〈戦後〉が若かった頃 」

海老坂 武著 : 岩波書店 2002.12 -------------------------------- 海老坂さんは名うてのドン・ファンで、わたしの友人・知人の間では、「会うたびに違う女性を連れている」「今度の恋人は日本人だ」などと、とかくおもしろがられていた人だ。さすがに70歳…