吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

ジョン・ウィック:コンセクエンス

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 はい、今日もサクサク気持ちよく人をいっぱぁ~い殺しますよ~。というわけで、シリーズ第4弾。元々あり得ない話だから、ありえない度が上がっても観客もあまり驚かない。地球の重力無視したり、10メートルぐらいの高さから落下しても骨折もしてなさそうだったり、オリンピック級の格闘技を10連戦やっても平気だったり、いろいろとあり得ない技を繰り出す殺し屋の世界の超人、ジョン・ウィック。しかし演じるキアヌ・リーヴスはとうとう還暦になってしまいましたよ。そろそろこういうアクションは無理では? 同世代でトム・クルーズも頑張ってるけどねえ。最近の老人は若いわ。

 さて、闇の世界の掟を破って「主席連合」から賞金付きで追われるジョン・ウィックは、ついに組織からの脱退を公式に認めさせるため、最後の決闘に臨む、というのが今回のあらすじ。あらら、あらすじを書いたらそれで終わりですよ、お話は。ストーリーってあるのかないのか判然としないからね。で、今回は日本へ行ったりイタリアやフランスなどにも行くので、世界旅行の気分が味わえていいのではなかろうか。特に日本は東京じゃなくて大阪が舞台になるのがよいわ。

 アクションは見せ場が多すぎてどこが一番よかったとかもはや論評もできないぐらいである。盲目の殺し屋ドニー・イェンなんかもう、ほんとに見えないんですか?! すごすぎる。いろいろネタ仕込みがすさまじいので、命が15個くらいはありそうな人たちの殺し合いってアートだなあと思う。現実世界の戦争なんか早くやめて、殺し合いはこういう映画の中で代替消化してほしい。

 して、結末はどうなったんだったっけ? あ、ジョン・ウィックが死んだのであったよね(ネタバレか?)。いやあ、ほんとに死んだのかなあ。あと五回くらいは生き返ってきそうな気がする。(Amazonプライムビデオ)

2023
JOHN WICK: CHAPTER 4
アメリカ  Color  169分
監督:チャド・スタエルスキ
製作:ベイジル・イヴァニクほか
製作総指揮:キアヌ・リーヴス、ルイーズ・ロズナーほか
脚本:シェイ・ハッテン、マイケル・フィンチ
撮影:ダン・ローストセン
音楽:タイラー・ベイツ、ジョエル・J・リチャード
音楽監修:ジェン・マローン
出演:キアヌ・リーヴスドニー・イェン、ビル・スカルスガルド、ローレンス・フィッシュバーン真田広之、シャミア・アンダーソン