吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

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  第1作はつまんなくて、第2作はまあまあ面白くて、そうなると第3作はどうなのだろうか、と期待にワクワク。なんてするわけなくて、あっという間に退屈して爆睡。ほぼ全編寝ていたので、なんの話かさっぱりわからなかった。これはいかん! というわけでiPadで1.5倍速で再見。なるほど、わりと面白いではないか。若いメンバーも増えているし。でも頭を使わない程度は第1作に戻ってしまったような感じ。

 今度のお話は、超悪人の武器商人を生きたまま逮捕すること。今まではブルース・ウィリス演じるチャーチという偽名のCIA役人から仕事をもらっていたのだが、そのチャーチが登場せず、代わりにもっと年寄りのハリソン・フォードが出てくるのにはのけぞった。CIAには定年制がないのかい。

 で、どっちにしてもCIAは汚い奴らだということになっている。汚れ仕事は傭兵エクスペンダブルズに下請けさせて、手柄は自分たちの横取り。失敗したら傭兵のせい。

 今度の敵は最強なのだ、なにしろエクスペンダブルズ創設者のひとりだったのだから。これがメル・ギブソンなんですよね、強いはずだ。シュワちゃんカメオ出演なんていうけち臭いことは言わずにガンガン重量級の銃をぶっ放している。わたしは武器にうといので銃の種類はさっぱりわからないが、シュワちゃんぐらいの体格があるとでっかい銃(昔のガトリング銃みたいな見た目)でも平気で振り回せそうに見えるから恐ろしい。

 で、敵を生け捕りしないといけないから面倒くさいですよ、これが。殺したらあかんって命令されているからね。でも大事な仲間を殺されたりしたらこれはもう仇討ちモード全開。今回は頭を使わない分は驚異のバイクスタントで観客の度肝を抜きます。ここまで突き抜けちゃうと、もう続編は無理と思わせるものがある。 

 ところで、ジェット・リーがこのシリーズでずっと「身長が低い」と揶揄されているのだけれど、そういう身体的な特徴を笑うってアリ? (Netflix)

2014
THE EXPENDABLES 3
アメリカ  Color  126分
監督:パトリック・ヒューズ
製作:アヴィ・ラーナーほか
製作総指揮:トレヴァー・ショートほか
原案:シルヴェスター・スタローン
脚本:シルヴェスター・スタローン、クレイトン・ローゼンバーガー、カトリン・ベネディクト
撮影:ピーター・メンジース・Jr
音楽:ブライアン・タイラー
出演:シルヴェスター・スタローンジェイソン・ステイサムアントニオ・バンデラスジェット・リーウェズリー・スナイプスドルフ・ラングレン、ケルシー・グラマー、テリー・クルーズランディ・クートゥアロンダ・ラウジー、グレン・パウエル、メル・ギブソンハリソン・フォードアーノルド・シュワルツェネッガー