今回は図書館映画でもある。しかし図書館を舞台の一つに選びながら、そこで示される資料はアーカイブズ(文書資料)だ。ということは実は文書館なのか? よくわかりません。
それはともかく、前作と同じく「ささいな動機」で次々と復讐していく我らがジョン・ウィック。相変わらずサクサクと人を殺します。もうなんでもいいから全部殺してしまえ! いやー、ここまで人命を軽く描写されてしまうと身もふたもない。
前作ではジョン・ウィックの敵はロシアン・マフィアだったが、今回はイタリア・マフィアである。しかも、あろうことか、全世界の殺し屋に対してジョン・ウィックの首には7億円の懸賞金がかけられてしまった!
という状況でどうやって生き延びるんですか?! ふつうありえんでしょ。もう~、1時間後には死んでるでしょ。でも死なないですよねー、当然です。ダイハード男のジョン・ウィックがどうやってこの「世界中全部ヒットマン」状態から抜け出すのかを見るのが楽しみな作品であります。
でね、「どうやって」の部分なんだけど、要するに超人的に身体能力が高いのですよ。それに、超人的に銃弾が彼を避けてくれるわけ。いろいろあり得ない設定でガンガン行くので、今回もまた「うっそ~!」と叫びながら笑いながら観客は映画を観るのでありました。またまた続編出そう。(Amazonプライムビデオ)
2017
JOHN WICK: CHAPTER 2
アメリカ Color 122分監督:チャド・スタエルスキ
脚本:デレク・コルスタッド
音楽:タイラー・ベイツ、ジョエル・J・リチャード
出演:キアヌ・リーヴス、コモン、ローレンス・フィッシュバーン、リッカルド・スカマルチョ、フランコ・ネロ、クラウディア・ジェリーニ、ブリジット・モイナハン