吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

ジョン・ウィック:チャプター2

 今回は図書館映画でもある。しかし図書館を舞台の一つに選びながら、そこで示される資料はアーカイブズ(文書資料)だ。ということは実は文書館なのか? よくわかりません。

 それはともかく、前作と同じく「ささいな動機」で次々と復讐していく我らがジョン・ウィック。相変わらずサクサクと人を殺します。もうなんでもいいから全部殺してしまえ! いやー、ここまで人命を軽く描写されてしまうと身もふたもない。

 前作ではジョン・ウィックの敵はロシアン・マフィアだったが、今回はイタリア・マフィアである。しかも、あろうことか、全世界の殺し屋に対してジョン・ウィックの首には7億円の懸賞金がかけられてしまった!

 という状況でどうやって生き延びるんですか?! ふつうありえんでしょ。もう~、1時間後には死んでるでしょ。でも死なないですよねー、当然です。ダイハード男のジョン・ウィックがどうやってこの「世界中全部ヒットマン」状態から抜け出すのかを見るのが楽しみな作品であります。

 でね、「どうやって」の部分なんだけど、要するに超人的に身体能力が高いのですよ。それに、超人的に銃弾が彼を避けてくれるわけ。いろいろあり得ない設定でガンガン行くので、今回もまた「うっそ~!」と叫びながら笑いながら観客は映画を観るのでありました。またまた続編出そう。(Amazonプライムビデオ)

 2017
JOHN WICK: CHAPTER 2
アメリカ  Color  122分

監督:チャド・スタエルスキ
脚本:
デレク・コルスタッド
音楽:
タイラー・ベイツジョエル・J・リチャード
出演:
キアヌ・リーヴスコモン、ローレンス・フィッシュバーンリッカルド・スカマルチョ、フランコ・ネロクラウディア・ジェリーニ、ブリジット・モイナハン