2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
午前十時の映画祭にて。 おそらくこの映画を見るのは4回目。最後に見てから30年以上経っているので、細部はすっかり忘れた。4回目だというのに、今回が一番感動したように思う。ただし、スクリーンサイズが小さくて、なんのために劇場で見ているのかその醍醐…
バレエ映画を見たいなら絶対に「ブラックスワン」http://d.hatena.ne.jp/ginyu/20110724よりは本作がお奨め。ナタリー・ポートマンのバレエがすごいと感動したけど、肝心の部分はプロの代役だったし、あれに比べれば本作の17分のバレエシーンは圧巻。赤い靴を…
もう2ヶ月以上前に見たので、細部はすっかり忘れているが…。 この映画は期待したほどの作品ではなかったけれど、ナタリー・ポートマンのバレエがびっくりするほど上手かったのには感服した。 ダーレン・アロノフスキー監督は、キリキリと登場人物を追い詰め…
テンポいい犯罪映画。テンポがよすぎて最初のうち、登場人物の名前と顔と人間関係が全然把握できなくて難儀した。 巻頭のテンポのよさは最後まで持続し、サクサク切った編集は、悪いやつしか登場しないこの映画をトントンと進めていく馬力がある。 主役は犯…
予告編でかかっていた「ムカデ人間」がすごすぎて爆笑。よくぞこんな映画を作ったもんだ、世の中の顰蹙を買いまくるであろう超弩級のお下劣作品だけれど、ちろっと見てみたい気持ちがムラムラするのはいけないことでせうか。http://mukade-ningen.com/index.…
午前十時の映画祭にて。 完璧な続編。であるからこそ、第1作を完全に記憶していないと、さっぱり人間関係が理解できない。巻頭暫くはコルレオーネ一家の兄弟関係や人間関係をすっかり忘れていたものだから、話がわかりづらくて難儀した。第2作を見る前に復習…
二ヶ月前に午前十時の映画祭で見たのに、感想をアップするのを忘れていた。大きなスクリーンの劇場が満席で、すごい人気ぶりに改めて感じ入ったものだ。 オーストリア・アルプスを空撮で鳥瞰しながら緑の山肌を舐めるカメラがずずっと寄ると、ジュリー・アン…
第1作の続編というより、まるでそのままパーツを取り替えただけの別バージョン。やっぱり、目が覚めたらバスルームに虎がいる、という衝撃のほうが「目が覚めたら猿が」よりは大きいよね。ただしこの猿、虎と違ってちゃんと見事な芸を見せてくれるから、映画…
「スーパー8」よりはよっぽどストレートにエイリアンものの作品。脚本の完成度が低いとかいう批評もあったけど、わたしはむしろその未完成な脚本がいいと思った。全然説明不足で、何がなにか訳わからん。でも、大いなる災厄の渦中にいる人間というのは、最も…
宇宙人襲来物としてはいかが、な出来だが、少年たちの映画製作のひと夏という物語としてみればとても楽しい。というか、そもそも宇宙ものと思うのが間違いで、そんなふうに予告編で見せていたのがミスリードなんだ。 映画のストーリーは報道関係者にも秘密に…
誰にでも経験のある、恋の始まりと終わりの物語。しかしこれが共感を生むかどうかは観客の境遇による。この映画のパターンはノン・インテリ層のそれだ。だから、映画のプロモーターが惹句する「愛を知る誰もが経験のある、しかし誰も観たことのないラブスト…