監督 : ジョン・マッデン 脚本:マーク・ノーマン、トム・ストッパード 音楽:スティーヴン・ウォーベック 出演:グウィネス・パルトロー ジョセフ・ファインズ 第71回アカデミー賞作品賞・主演女優賞・助演女優賞脚本賞 |
夕べは泊まりがけの新年会だった。家族全員で参加し、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎのあと、久しぶりに温泉に浸かったけど、おかげで寝不足。 で、今夜はまたもやDVD。この作品はアカデミー賞7部門を受賞した。 これは脚本が実にうまくできている 現実のシェイクスピアの道ならぬ恋と,劇中劇「ロミオとジュリエット」のからみをスピーディに見せながら展開する。うまい。 二人の初ベッドインのシーンなど,激情の赴くままに服を脱ぐのもまどろっこしくからみあう二人の姿は,若い情熱そのもの。まあ,なんて若いんだろう,と思ってしまう自分がおばはんになっていることを実感して寂しい…(^^;) そして,「ロミオと…」のメイキング映画になっているところが興味深い。これって実話? 知ってる人は教えてください。 学生時代,英書講読の時間にシェイクスピアを読んだことを思い出す。テンペストだったかな? 真夏の夜の夢か? うーん,忘れた )^o^(。けっこう難しくて,落ちこぼれの私は四苦八苦した覚えがある。 その昔,オリビア・ハッセー主演の「ロミオとジュリエット」('68)が「現代的で若々しいシェイクスピア劇」と話題になったことも思い出しながら,この「恋におちた…」の方はさらに現代的な感覚に満ちあふれていると感じるにつけ,オリビアのあの映画から既に30年が経過していることを思い出し,またもや自分がおばはんになったことを痛感して寂しい…(-_-;) で,最後にエリザベス女王が水戸黄門のように登場する場面など,観客の期待に応えてしまうところが憎い。やっぱり権力の腐敗にはより大きな権力が権威で押さえつけてしまうというところが安易だなあ。でもそれを喜んでみてしまう私って…('_') シェイクスピアがカウンセリングに通うシーンなど,20世紀的で,笑えます。 |