吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ハートストーン

アイスランドは人口が33万人の小さな島国だ。その人口で一国を維持するのは大変だろう。主人公の少年たちは監督の自伝的要素を投影されているようだ。思春期の若者の行動は見ていて恥ずかしい。少年少女たちが2人ずつ組みになってちょっとした逸脱行動をして…

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

ティム・バートンのカラー爆裂! やっぱりティム・バートンです。このおどろおどろしさ。不気味さ。異形の者たちへの愛。すべてがたいへんよろしい。 舞台が第二次世界大戦中のイギリスというのもクラシックな感じがしてよいし、ドイツ軍の空襲を逃れるため…

お嬢さん

劇場公開版は何か月か前に上映が終了したのだが、特別篇のディレクターズカット版が1週間限定でかかるというので、見てみた。平日の昼間なのにそこそこ入りがいい。韓国版「アデル、ブルーは熱い色」か。女同士のラブシーンの濃厚さにR18指定となりました。…

TAP THE LAST SHOW

水谷豊は本作が監督デビューだそうな。それにしてはよくできている。タップダンサーは本物のダンサーを起用したらしいが、彼らにちゃんと演技をさせているところが偉い。少々大げさな演出もべたな部分も全然気にならなくて、すべてはラスト24分の圧巻のタッ…

おとなの恋の測り方

身長差30㎝以上の男女カップルが織りなす悲喜こもごものラブストーリー。ラブコメだけれど、かなり真面目に社会的差別について描いており、何よりも役者が美男美女揃いなのでとっても気に入った作品。 ある日出会った相手が自分より遥かに身長が低い男性だっ…