吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2007-12-15から1日間の記事一覧

セルラー

携帯電話一本あれば映画は出来てしまう! 携帯電話の特性を生かしたサスペンス、いやぁ、いまふうです。アイデアと脚本で勝負、お金はほとんどかかっていないという作品だけど、なかなか面白かった。 ある日突然見知らぬ男たちに誘拐されてしまった理科の教…

ダウン・バイ・ロー

これはもう、まさにジャームッシュ節。「ストレンジャー・ザン・パラダイス」系の作品ですね。しかし、ストーリーの面白さはこっちのほうが上。美しさはもう、絶対こっち。川岸の長回しシーンなんてたまりません、カメラがパンしていく先には小さな小屋があ…

コンフィデンス/信頼

ハンガリーの歴史をおさらいしないとわかりにくい部分がある。対独レジスタンスはどんな組織が担っていたのか? ハンガリーの解放はソ連軍のおかげだけ?などなどおさらいしよう。 ナチス占領下のハンガリー。対独レジスタンス運動の活動家である夫と離れば…

ドリーマーズ

若者三人が全裸で眠る姿は天使のように美しい。そういえば、こういう宗教画をどこかで見た覚えがある。三人がまねする古い映画のシーンが面白い。という以外に誉めるところがない。面白くないわけではないけど、結局何がいいたいのか全然わからない映画。ベ…

あらしのよるに

うわーん、感動して泣いてしまったわ! まるで許されざる恋に走る二人の道行きのような狼と山羊の逃避行。泣かせます。 物語は狼と山羊という、ふつうの状況では捕食者と被捕食者という関係でしか出会いのない二人(二匹)が、偶然にも互いの正体を知らずに…

丹下左膳餘話 百萬兩の壺

今見ても古くさくない。ただ、音楽がうるさすぎるのはサイレント時代の名残なのか? この映画を見終わってから知ったのだが、山中貞雄監督25歳の作品だというではないか。これにはびっくり仰天した。25才でこれほど完成度の高い作品ができるのであれば、彼が…

河内山宗俊

「百万両の壺」があまりにも面白かったのでその余勢を駆って借りたのがこの作品。いかんせん、音声が聞き取りにくく、途中から字幕onにしてやっと理解できた。 現存する山中貞雄3作品のうちの一つだが、「百万両の壺」ほどには演出の切れは感じられない。と…

バッシング

この映画を20年後の日本人が見て理解できるだろうか。何の説明もなく、ただひたすら一人の若い女性が周囲のイジメに遭うという話。なんで彼女が世間から冷たい眼で見られて仕事もクビになり、父親まで解雇されるのかわからないだろう。 イラクで人質にされ、…

いつも2人で

素晴らしい! これは大好きな映画の一つになった。 「夫婦で淫らは無理よ」 「離婚しなきゃな」 「快楽は重ねれば重ねるほど喜びが減る」 「セックスが儀式だからよ」 「公認のセックスはつまらない」 倦怠期の夫婦を表す見事なセリフの数々。ほとんど箴言で…

僕の大事なコレクション

コレクターには男の子が多いと思うのは気のせいだろうか? 切手のコレクションや鉄道マニアの列車プレートコレクション、昆虫標本やらと集めたがるのはなぜか男の子に多い。もちろん女性のコレクターもいるだろうが、やはり男の習性なんでしょうか、これは?…