吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

「宗教なき時代を生きるために」

 森岡ワールド全開ですなぁ。
読んでて恥ずかしくなるときもあるけど、この人の実直さはどこへ向かうんだろうという興味と危うさを感じさせます。

結局、愛なのよね、「愛」、森岡さんのいいたいことは。
あ、そういうふうにまとめちゃうと森岡さんに怒られるかな。

宗教といえば、マルクス主義はどういう位置づけなのかしらん。信仰は持てない。科学も人生の謎を解けない。というとき、マルクス主義はどこに入るんだろう。やっぱマルクス教か?

<<私が「ほんとうの自分」を探し続けるために必要なのは、「謎」であって「理解」ではない。ディスコミュニケーションを生きるということ。それはみずからを「謎」に向かって開くということであり、「謎」から届く「魂の声」を受け取ろうともがき苦しむことである。言い方を変えれば、それこそが「エロス」ということの意味なのだと思う。」>>(221ー222頁)
 ここはわからない。なんで「それこそがエロス」なのだろう? 説明不足ではないか?

 いつか息子たちに読ませたい本です。中年のおばさんはちょっと引いてしまうわ。

 尾崎豊の評価、疑問あり。斉藤由貴との「不倫」についてなんで書いてないのだろう。これ、けっこう見逃せないことだと思うんだけど。

 これ読んでて思ったのは、森岡さんって小説書いたらいいんじゃないかと。

 宗教なき時代を生きるために / 森岡正博著. -- 法藏館, 1996