191分のディレクターズカット版が公開されるという予告編を劇場で見たときにものすごく興奮して、絶対に見に行きたいと思っていたのにあっという間に終了してしまったので、DVDを借りて113分版を見た。もうこれで十分じゃないかな。何しろやたらスローモーションを多用して、最初こそかっこいいと思ったけれどしまいには飽きてきて、この調子が191分も続くのを見るのはしんどいよなー、これ。と思った作品。
第二次世界大戦中にドイツ軍の捕虜になったソ連兵が自軍の戦車T-34を使って集団脱走を試みる、戦車版大脱走。製作者がニキータ・ミハルコフというのが売りになっている。
使われた戦車は本物で、その重量感は迫力の上にも迫力あり。息をのむような激しい重量銃撃戦あり、戦車のダンスやらなんでもありでものすごく金をかけているだけのことはある。戦争映画を完全にアクションエンタメにしてしまっている点が潔くもスカッとする。
完全版はちゃんとドラマ部分が描かれているのでお薦めという評もあった。うーん。(レンタルDVD)
2018
ロシア Color 113分
監督:アレクセイ・シドロフ
脚本アレクセイ・シドロフ
出演アレクサンドル・ペトロフ、イリーナ・スタルシェンバウム、ヴィツェンツ・キーファー