10月8日の「ハルク」の記事で、「アベンジャーズ」については言及しないと書いたのだけれど、その後『キネマ旬報』の特集号を読んであまりに面白かったので、やっぱりちょっと記憶を手繰り寄せて書いてみよう。
この映画を観たのは8月のとある休日出勤の帰り道。落雷と豪雨で交通網が乱れまくっているなか、南海電鉄の高野線は全列車各駅停車になって大変な混雑。そんな時に長男Yが「車で駅まで迎えに行くから一緒に映画見よう」と誘いのメールを。ホイホイ乗ってしまうところがバカなのか、とにかく二人でレイトショーへ。それにしてもYは実によく食べる。やっぱり若いからなのか、二人で一緒に入ったうどん屋で定食を平らげてわたしの分も半分食べてその上、夏のキャンペーン中につき無料でゲットしたポップコーン(でかい)を全部平らげ、さらにはわたしが翌日の朝食用に持ち歩いていたサンドイッチもペロリと食べて、そのうえ、映画がはねた後は「腹減った〜」とな。
まあ、若者の食欲はともかくとして、映画は思ったとおりに単純。前半はYが爆睡、後半はわたしが爆睡していたので、おたがいにつつきあって起こしてどうにか鑑賞。最後は二人揃ってちゃんと起きておりました(~_~;)。
この映画の予習のために「ハルク」をわざわざ見たというのに、元ネタはわたしが見た「ハルク」ではなく、「インクレディブル・ハルク」らしいと知って衝撃。他のキャラクターは、ソーとかキャプテンアメリカとか見ていないのでよくわからない。わからなくもあまり困らないように作ってあるのでますます単純さが目に付く映画。一番いい目をしているのはアイアンマンですな。彼がかっこいいところを一人占め。
なんだかよくわらないけど、地球を侵略にやってきた神様がいて、それと戦うアベンジャーズが召集されて、というお話だったと思うが、単純な話なのにすっかり記憶から抜けてしまった。何も頭に残らない。それよりも、『キネマ旬報』8月上旬号掲載の座談会を読むほうがずっと面白い。この記事を読んでから見に行けばよかったよ。この座談会では、映画クリエイターたちのマーベルコミックへの熱い思いがほとばしっていて、暑苦しいぐらいの突っ込みぶりに笑わせてもらった。お奨めの記事です。て、映画より記事がお奨めってどうよ。
THE AVENGERS
144分、アメリカ、2012
監督・脚本:ジョス・ウェドン、製作:ケヴィン・フェイグ、製作総指揮:アラン・ファインほか、音楽: アラン・シルヴェストリ
出演:ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、 ジェレミー・レナー、 トム・ヒドルストン、クラーク・グレッグ、ステラン・スカルスガルド、コビー・スマルダーズ、グウィネス・パルトロー