吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2007-12-08から1日間の記事一覧

レッスン!

いよいよダンス映画連続レビューも第5弾、掉尾を飾るのは今年公開された、この作品です。 これは楽しい! 予定調和のお話がこれほど楽しく見られるとはこれいかに。ちょっとダンスシーンでのスローモーションやストップモーションが気になったけど、最後は思…

オーロラ

ダンス映画連続レビューもいよいよ第4弾。 「エトワール」でパリオペラ座のバレエ団を取材したニルス・タヴェルニエ監督、今度はそのバレリーナたちを使ってファンタジーを作った。大人のための童話は、踊りを禁じられた王国のオーロラ姫が主人公。 踊っては…

エトワール

ダンス映画5連続レビュー、第3弾。 パリ・オペラ座のダンサーたちへのインタビューと舞台映像とを駆使ししたドキュメンタリー。エトワールとは、バレエ団内の4つの階級のうち最高峰のダンサーたちに贈られる称号だ。エトワールは「星」。 確かにパリ・オペラ…

バレエ・カンパニー

ダンス映画連続5レビュー第2弾はこれ。 素晴らしい! 大満足。 カラーテープを使った群舞の素晴らしさに圧倒された巻頭、もういきなりこの映画に引き込まれた。斬新な演出には瞠目すべし。現代バレエとはこのように大胆なエンターテインメントだったのか! …

フラッシュダンス

ダンス映画5連続レビュー、行ってみましょ~♪ これはもう、ひたすら主題歌が懐かしい。サントラも大ヒットしたなぁ。映画館で予告を見たときには見たくてたまらなくなった作品だ。見損ねてそのまま25年か、早いものだわ。当時は劇場で見損ねるともうその映画…

トリノ、24時からの恋人たち

映画博物館の仕事があるなら、わたしもやってみたい。映画の中で上映され引用されるサイレント映画の数々がとても面白い。 本作は、ストーリーじたいは別になんということもないのだけれど、古い映画の引用やコラージュがとても興味深くて、映画ファンの心を…

最後の恋のはじめ方

デート・コンサルタントが恋をして…というお話。典型的なラブコメなので結末は当然見えている。見えている結末に向かっていかに細部を面白くみせるか、おしゃれな会話で楽しませるか、魅力的なキャラクターを作り上げるか、美しい主役たちで華を添えるか、と…

ALWAYS 続・三丁目の夕日

前作はベタなだけだったけど、今度はベタな上にダサイ。それでもしっかり泣いてしまったわたしって…。 このダサさは完全に計算づくだから、もうそれじたいが一つの形式美なのだから、許す。前作は続編を考えていなかっただろうけれど、本作は既にシリーズ化…

こわれゆく世界のなかで

いくつものテーマを詰め込み、大変興味深い構成を持っているというのに、深みが足りない。なんとなく話が流れていってしまい、強い緊張感がない。かといって面白くないわけでもなく、むしろ細部はなかなか洒落ていたりエンタメ的にも退屈させなかったりする…

秒速5センチメートル

たとえ離れていても忘れない初恋。二人は大人になり、いつしか心はすれ違う。山崎まさよしの「0ne more time, 0ne more chance」が流れる中、二人の恋の終わりは切ない。小さなオムニバス3話からなる美しいアニメーション。 第1話、たかが小学生や中学生の…

エルミタージュ幻想

「モレク神」、「牡牛座」に続いてソクーロフ作品3連続レビュー。1001本目は傑作「エルミタージュ幻想」です。 全編ワンカットの撮影が話題を呼んだ作品だが、これはすごい。必見の上にも必見の作品だ。ワンカットで撮られているかどうかが問題ではない。実…