吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2002-06-01から1ヶ月間の記事一覧

郵便配達は二度ベルを鳴らす

公開当時、ジャック・ニコスソンとジェシカ・ラングの台所でのセックスシーンが話題になった作品。しかしこの場面の演出には大いなる疑義が残る。18歳未満の方が読んでいるかもしれないので詳細は省くが、あれはちょっと、リアリティがなさ過ぎる。特に、ジ…

光の雨

この映画を「いい映画だ」と言うことはできない。いい映画とは、どんなに暗く悲惨な内容でも、後に必ずなにがしかの希望を残していたり、あるいは、まったく絶望の淵に追いやられても、そのカタルシスに感情の解放を味わうことができるものだ。ところが本作…