吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

崖の上のポニョ


 会議の後の飲み会の後の映画。やはりおそれていた通り、半分以上寝てました、すみません。レビューの資格なし。そのかわり、続けて見た「アキレスと亀」のほうは一睡もせずに全部見ましたので、そちらのレビューでご勘弁を(て代わりになるかしらん?)。

 とはいえ、ちょっとぐらいは断片的な感想を。

 これまでさんざん見てきた日本的細密画アニメの数々から一変してこのシンプルな作風がかえって新鮮だと玄人受けしているらしいが、やはりちょっと苦しいものがあります。巻頭、わたしはなぜかこのアニメが手塚治虫作品のように思えて思わず目をこすった。海中でなにやらマッドサイエンティスト(?)が操っているものはいったい何? この「博士」(と勝手に命名)が『火の鳥』の登場人物のように思えてならなかった。後はほとんど寝ていたので博士の正体は不明です(ぽりぽり)。わたしが本作から手塚を一瞬想起したように、このアニメは日本アニメの歴史への大いなるオマージュではなかろうか。先祖返りしたような作風は原点回帰を思わせる。

 主役の男の子とポニョがとてもかわいくて、うちの息子達の赤ん坊のころを思い出して懐かしかった。あの頃のあのかわいらしさは今いずこ…。

 ここまで書いてからパンフレットを読んで少し追記。


 パンフを読んで、登場人物がたくさんいたことを知り、いっそう絶句。これはもう半分どころかほとんど全編寝ていたようです…とほほ。記憶にあるのは生き物のように波が追いかけてきたこと、そのシンプルな絵に「手抜きと違うん? 狙ってやってるって? う~ん」と思いながらまたもや睡魔のもとにひれ伏したこと…。DVDが出たら顔洗って見直します。