吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

アナザー・シンプル・フェイバー

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 まさかあの「シンプル・フェイバー」に続編ができるとは思っていなかったけど、今回の続編のラストシーンでは明らかに第3話を作る気満々の終わり方。シリーズ化するのか、マジですか。ただし、今回は配信のみ。

 前作は多少ともミステリーぽいところがあったのだけれど、本作は完全にコメディ。ありえない設定だらけだけだけれど、コメディだと思えば許せるから、この路線を狙ったのは正解だろう。

 まず、前作のヒロインの一人エミリー(ブレイク・ライブリー)の登場場面が完全に前作のそれを踏襲していて、「をを!」と感動させられる。相変わらずかっこい、ブレイク! 実生活では4子の母ってありえないぐらいのすごいスタイルのよさ! どうやってあのスタイルを維持しているのか知りたいものだ(知っても真似できないからしょうがないかな)。

 まずは前作の最後に懲役20年の刑に服していて刑務所に収監されたエミリーだったはずが、どういう手を使ったのかいきなり保釈されているって! どういう手を使ったのかというと再審を請求したわけ。しかしまあ、そのためには莫大な弁護士費用が必要になるわけで。で、その金を出してくれたのがマフィアの御曹司。これがまたイケメン! このシリーズに登場するエミリーの男たちはみなイケメン! どれでもよりどりみどり! アジア系がいいならヘンリー・ゴールディング、ラテン系の濃いところが好きならミケーレ・モローネ、といったところ。

 で、そのイケメンのミケーレが演じているマフィアの大金持ちの御曹司とエミリーがなんとまあ結婚するという話で、二人の結婚式はイタリアのカプリ島で開かれる。で、なぜかステファニーが花嫁の付添人として招待されているという展開。ステファニーは今や人気ブロガーかつエミリーの犯罪を本に書いてすっかり人気作家ということになっている。

 でも、本作のストーリー展開はとにかく矛盾に満ちてご都合主義で、どうでもいいようなことばかり。そんなことよりもカプリ島の美しい風景がこれでもかとばかりに登場するので、それだけでも楽しめる映画だ。とりあえず前作を見ていないとまったく展開がわからないので、最初に復習すべし。わたしはそうしました。

 人間の欲望やらLGBTやらなんでもごっちゃに突っ込んだよくわからないコメディだかれど、つい最後まで見てしまった。このあとの続編も多分見てしまうんだろうなあ。(Amazonプライムビデオ)

2025
ANOTHER SIMPLE FAVOR
アメリ
監督:ポール・フェイグ
製作:ポール・フェイグほか
脚本:ジェシカ・シャーザー、レータ・カログリディス
撮影:ジョン・シュワルツマン
音楽:セオドア・シャピロ
出演:アナ・ケンドリックブレイク・ライヴリー、アンドリュー・ラネルズ、ミケーレ・モローネ、ヘンリー・ゴールディング