吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。

白頭山(ペクトゥサン)大噴火

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 一回目の鑑賞では途中爆睡。気を取り直して後日2回目の鑑賞では1.3倍~2倍速で見た部分も多いので、話がサクサク進んで楽しかったし、よくわかった。いやあ、最近は映画を一回見ただけでは理解できなくなってきているよ、わたしの脳みそやばい。

 そもそも白頭山が大噴火するという災害パニックものだと思い込んでいたのに、実際には北のスパイが大活躍のアクション映画だった。白頭山がどこにあるのかわからないと、この映画の前提が崩れるので、まずそこをチェック。北の共和国と中国との国境に位置していたのか! 勘違いしてた…(恥)。で、白頭山が大爆発したら朝鮮半島全滅だから、爆発的噴火を核爆弾でそらしてしまおうという「アルマゲドン作戦」だわな。

 韓国から白頭山に核爆弾をしかけに行くためには途中で北の共和国を通らないといけない。通るついでに核爆弾を盗んでいくという、行きがけの窃盗作戦。よくもまあそんなめちゃくちゃな作戦を思いつくもんです。

 で、ここで大活躍するのが北のスパイとして獄中に何年もいるリ・ジュンピョンで、獄中から引き出された彼の姿がすさまじい。イ・ビョンホンが悪臭放つ仙人みたいな恰好で演じているのが大迫力であります。火山学者として登場するマ・ドンソクがどう見てもプロレスラーにしか見えないのには笑った。

 アクションものではあるけれど、朝鮮半島が舞台になるとアメリカと中国がしゃしゃり出てくるという国際情勢がきっちり練りこまれているところには感心した。

 設定がそもそも荒唐無稽で、すべてが「うっそーっ」と叫びたくなるようなお話なのだが、それでも面白ければそれでええんじゃ~っっという雄たけびとともに最後まで突っ走る猛烈な映画。なかなか面白かった。イ・ビョンホンのラストは泣かせます。(レンタルBlu-ray

白頭山大噴火

監督:イ・ヘジュン、キム・ビョンソ
脚本:イ・ヘジュン、キム・ビョンソほか
撮影:キム・ジヨン
音楽:パン・ジュンソク
出演:イ・ビョンホン、ハ・ジョンウ、マ・ドンソク、チョン・ヘジン、ペ・スジ