2019-10-17 記憶にございません 映画 史上最悪の総理大臣一人が突然改心したところで、政治体制や官僚機構にメスが入らないと世の中は変わらないだろう。そんなことは百も承知でこのコメディ映画は一人の嫌われ者政治家が記憶喪失という偶然によりすっかり人が変わってしまい、そして次々と改革を始めていくという胸のすくような政治劇を見せてくれる。 まあ、現実の政治がアレだから、コレもありかな、と思わせるシロモノである。劇場は満席、あちこちで笑いが起きる。三谷幸喜は人気者だ。 本作は三谷の脚本の面白さもさることながら、役者のうまさに感動する映画である。中井貴一なんかだいぶアドリブが入っているのではないか? ディーン・フジオカが終始クールな首相秘書官を演じていたのが個人的には惚れ点。草刈正雄の極悪官房長官ぶりもよかった。 なぜか登場人物全員がスマホではなくガラケーを持っていた。なんで?! 久しぶりに見た山口崇がすっかりおじいさんになっていたのには仰天した。月日が経つのは早い(しみじみ)。 127分日本監督:三谷幸喜 製作:石原隆、市川南 脚本:三谷幸喜 撮影:山本英夫 音楽:荻野清子 出演:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、山口崇、田中圭、梶原善、寺島進、有働由美子