吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2030年ごろかも。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

今夜、ロマンス劇場で

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 古今東西の映画のパロディまたは引用またはオマージュに満ちていて、映画ファンによる映画ファンのための映画ファンにしかわからない映画を作った、というシロモノ。少なくとも以下の作品は参照引用されている。シネフィルならもっと当てると思うけど。
 硝子越しのキス(また逢う日まで)
 ニューシネマパラダイス
 オリヲン座からの招待状
   カイロの紫のバラ

 古いモノクロ映画のヒロインが現実世界に飛び出てきました、という映画。時代設定が1960年ぐらい。既に映画産業は斜陽化の一途をたどるそのときだ。映画監督を夢見る青年は大好きな映画を今日も小さな劇場で見ていたのであった。その作品はわがままなお姫様が登場して。。。。というもの。ある日なんと、そのお姫様がスクリーンから飛び出して彼の前に現れたから世界はひっくりかえるのである(青年の世界だけ)。
 で、お姫様が「ローマの休日」のオードリー・ヘプバーンみたいに超絶魅力的ならこの映画は成り立つんだけど、残念ながら綾瀬はるかにそこまでの魅力はないと思える。まあ、残念だけれど、最後は感動した。号泣しそうになりながら電車の中でiPadで見ていたら、うっかり降車駅を通り過ぎてしまった! (Amazonプライムビデオ) 
(2018)
 109分
日本

監督:武内英樹
脚本:宇山佳佑
撮影:山本英夫
音楽:住友紀人
出演:綾瀬はるか、坂口健太郎、本田翼、北村一輝、西岡徳馬、柄本明、加藤剛