吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

あなたは私の婿になる

 続いてサンドラ・ブロック主演のラブコメ。
 ほとんど定石通りのラブコメ。ちょっと「あれ?」と思わせる引き延ばしもありますが、結局は…。て感じ。

 面白いのは、アメリカで偽装結婚が多いらしいこと。日本でも外国人労働者の偽装結婚が話題になったりしたけど、アメリカでも(というか、向こうが本場なんでしょう)多くて、それを摘発するGメンがいるということ。アメリカの移民事情の一端がわかって興味深かった。

 で、本作で就労ビザが切れたのはカナダ人キャリアウーマン。凄腕の編集者で、部下達からは「魔女」と呼ばれている40女です。サンドラ・ブロックって、もう45歳だったのね! 映画では40歳ぐらいの設定だけれど、若くて美しい。整形か(笑)。とはいえ、かなり老けたことは間違いなくて、なんだか若いのかおばさんなのかよくわからない出で立ち。それにサンドラの全裸シーンがあるけれど、昔よりかなりふっくりしたんじゃないかと思える体型で、見ていてちょっと痛々しい。あ、自分はもっとお腹がたっぷんたっぷんするのでもっと痛いっ。 

 坊ちゃん顔でちょっと情けない表情が可愛いライアン・レイノルズスカーレット・ヨハンソンの夫だそうな。へぇ〜、尻に敷かれていそう。

 この映画のヒットはアラスカロケだろう。アンドリューの故郷がアラスカ州シトカ。どこそれ? と思ったけれど、風光明媚な島だ。これは良いわ、ここはこれから日本から観光客が押し寄せるのでは? でもネット環境がたまりません。電話線を使ってつないでいた昔懐かしいモデムの「ピー」という音を久しぶりに聞いた。それで思い出したのだけれど、あのモデムを使っていた頃って、「テレホウダイ」とかいう夜中の割引制度があって、インターネットをするために午後11時以降はPCにへばりついていたっけ。わたしがインターネットを始めたのは確か1995年だと思うけれど、記憶が曖昧だ。これ、いつか調べてみようと思う。これまでのネット生活の歴史をおさらいしてみたい。インターネット時代になってから、人とのつきあいがネット無しではありえなくなってきた。これがわたしの人生にどんな影響をおぼしているのか、それを検証してみたい。あ、映画の本筋とは関係のない感想になってしまったけれど、ご勘弁。(レンタルDVD)

THE PROPOSAL
108分、アメリカ、2009
監督: アン・フレッチャー、製作: デヴィッド・ホバーマン、トッド・リーバーマン、製作総指揮: アレックス・カーツマンほか、脚本: ピーター・チアレッリ、音楽: アーロン・ジグマ
出演: サンドラ・ブロックライアン・レイノルズマリン・アッカーマン、クレイグ・T・ネルソン