吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

フォードvsフェラーリ

車には全く興味がないのに、なぜかこの映画には惹かれていた。劇場で見損ねたため、Blu-rayで鑑賞。 で、1960年代にアメリカ車のフォードとイタリア車のフェラーリが争ったという実話がハリウッド映画になる以上は、アメ車が勝ったに違いないのだ。タイトル…

狼をさがして

3度目の緊急事態宣言のせいで、大阪の映画館はほとんどが休業中だが、この映画を上映しているミニシアター「シネ・ヌーヴォー」は開館中なので、ぜひ映画館で見てほしい。 「狼」とは、1974年に三菱重工ビルなどを爆破した東アジア反日武装戦線のグループ名…

サンストローク 十月革命の記憶

劇場未公開作。 ロシア革命を白軍側から見た作品で、当然にもレーニンの軍隊は悪役である。ミハルコフの演出は極めて重厚でカメラワークも豪快で良い。イワン・ブーニン著『日射病』を原作とする。 1920年11月のこと。すでにソ連軍に抵抗する白軍は敗北必至…

2020年の映画マイベスト

今頃なんだけれど、去年の映画の振り返り。ベストを選ぼうと考えて数えていったら、劇場で見た作品はわずか29(試写会場を含む)。DVDやネット配信で見たのは120で、合計149本だった。 それ以外にテレビドラマの「愛の不時着」にはまりまくっていたのと、「…