吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2021-12-31から1日間の記事一覧

残された者 -北の極地-

紅白歌合戦などは見向きもせず、ぬくぬくとした自宅の居間に寝そべりながら見たのはこの北の極地の物語。わたしが役者だったら絶対にあんな映画には出たくない!という寒くてたまらない過酷な撮影だったに違いない。 映画はいきなり小型飛行機が雪原に埋もれ…

パーフェクト・ノーマル・ファミリー

ある日突然、両親が離婚するという。その理由が「パパが女性になりたいから」だと聞けば二度びっくり。というよりも驚天動地の、世界が裏返るような出来事に違いない。とりわけ思春期に差し掛かる難しい年ごろの少女にとっては言葉にできない思いがあるだろ…

キャッシュトラック

ついこの前まえ映画館で上映していたのに、もう配信されているなんて! それはともかく、この手のアクションものの演出はやっぱりガイ・リッチーです。うまいわ。時間軸をいじって、「あの場面は実は…」という見せ方をしていくのが観客の興味をそそり、同じ…

ブラックバード 家族が家族であるうちに

原作は戯曲かもと思ったら、ビレ・アウグスト監督作のリメイクであったか。なるほどと納得。たぶん、原作よりかなり明るく変えられているのではなかろうか。 安楽死をめぐる映画はここ10年ほどで増えているように思う。その中でも本作は突出して明るく、鑑賞…