吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ペレ 伝説の誕生

ペレ本人が製作総指揮をとり、おまけにカメオ出演までしてしまう、ペレのためのペレの映画。 ペレがいかに貧しい暮らしから這い上がって世界の王者となったのか、9歳から17歳までのたった8年間の「ペレ誕生物語」である。 わたしのようにさしてサッカーに興…

海すずめ

空手家図書館員の井上昌彦さんの発案により、急遽4人による映画鑑賞会が開かれた。なんばパークスシネマで朝の9時からの上映に、ぎりぎりに滑りこんだがこれが予定を大幅に超えてしまった。というのも、なぜか8階に上がるエレベーター前が大行列で、上がれる…

帰ってきたヒトラー

上映開始時刻に間に合わず、巻頭10分を見損ねた。その間に何があったんだろう。席に着いた時はちょうどヒトラーがワープした瞬間の場面だった。ヒトラーを物まね芸人と思いこんだ売れないTVディレクターのザヴァツキが、彼を政治バラエティに出演されるこ…

インデペンデンス・デイ:リサージェンス

S次郎(23歳)の運転でレイトショーへ。公開第1週の土曜夜とあって観客の入りが良い。Sと二人で見る映画ってこういうわかりやすい娯楽作品ばかりだから、楽しい。 見終わって開口一番、「アメリカ人が見たがる要素がすべて入っていたなぁ」「観客が何を求め…

奇跡のひと マリーとマルグリット

奇跡の人はヘレン・ケラーだけではなかった。 19世紀末、フランスの修道院に連れてこられた三重苦の少女マリーと、彼女を忍耐強く教育した修道尼マルグリットの物語。 耳の聞こえない少女たちが暮らす修道院に勤める、病弱で余命いくばくもない修道尼マルグ…

ダーク・プレイス

ダーク・プレイスは心の闇。主人公の心に28年間住み続けた闇は晴れるのか。8歳の時に家族を惨殺され、しかも兄がその犯人として投獄されたリビーが主人公。28年経って明かされる真実は、彼女を生き直らせるのだろうか。 リビー役のシャーリーズ・セロンはあ…