吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2014-06-04から1日間の記事一覧

ある愛へと続く旅

ペネロペ・クルスの老けメークのすさまじさには驚いた。ペネロペ・クルスがいつもなら暑苦しいのだけれど、この映画では若いころは可愛く、歳とってからは渋くてなかなかよかった。「イントゥ・ザ・ワイルド」の好青年エミール・ハーシュくんがこの映画でも…

ルート・アイリッシュ

ルート・アイリッシュとは、イラク戦争下で世界一危険と呼ばれる道を指す。ここを何度も往復した挙句に戦死したイギリス民兵の葬儀場面から物語は始まる。戦争を描くと異様に暗くなるケン・ローチ、今回も救いの無い展開で戦争の不条理をあぶりだしていく。 …