吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2007-10-05から1日間の記事一覧

シュタージ関係2冊

映画「善き人のためのソナタ」を見る前に読んでおきたいのがこの2冊。見た後でもいいけどね。 (1)監視国家 :東ドイツ秘密警察に引き裂かれた絆 / アナ・ファンダー著 伊達淳訳 白水社 2005.10 シュタージの人間と監視された人間の両方へのインタビュー。…

善き人のためのソナタ

映画は、重く悲しい内容だったけれど、最後はホロリと来ました。とてもよかった。 ヴィースラーが「善き人のためのソナタ」を聴いて涙を流すシーンは、「リベリオン」の冷酷な取締官がイェーツの詩を読んで涙を流すシーンを思い出させる。人は美しいものに心…