吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち

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 名誉教授っていうから、てっきりおじいちゃんたちが活躍するのかと思ったけれど、タイトルと内容はなんの関係もなかった。
 で、この三部作については、最初の作品が面白過ぎてヒットしたからあわてて残り2作を同時に作ったということらしいので、この第三部だけ見ても全然わからない。こんなに面白い映画を「わからない!」と頭を抱えるのはもったいないので、ぜひ第1作から全部見てほしい。
 終わってみれば一番面白かったのはやっぱり第1作か。この第3作は、落ちこぼれ教員たちが正義の味方になりすぎたところがお行儀よくていまいちだ。いずれにしてもセリフが面白いので、脚本の良さに凱歌が挙がる。ドタバタコメディが苦手な人にはお勧めできません。

SMETTO QUANDO VOGLIO: AD HONOREM
102分、イタリア、2017