吟遊旅人のシネマな日々

歌って踊れる図書館司書、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)の館長・谷合佳代子の個人ブログ。映画評はネタばれも含むのでご注意。映画のデータはallcinema から引用しました。写真は映画.comからリンク取得。感謝。㏋に掲載していた800本の映画評が現在閲覧できなくなっているので、少しずつこちらに転載中ですが全部終わるのは2025年ごろかも。旧ブログの500本弱も統合中ですがいつ終わるか見当つかず。本ブログの文章はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス CC-BY-SA で公開します。

2016-08-03から1日間の記事一覧

ブルックリン

とても落ち着いた作品。見ている最中はしみじみとさせられ、見終わってからは観客自身が自分の来し方を振り返るように導く。人は若いときに大きな決断の一歩を踏み出す。その心の揺らぎが繊細な演出によって描かれている。 登場人物の過去や現在抱えている問…